育毛剤のつけ過ぎには注意が必要です

「育毛剤を大量につければ早く効果が出る」「いっぱいつけると安心する」と考えて、大量につけている人はいないでしょうか?たくさんつければ効果が出るようなイメージがありますが、大量につけたからといって効果が上がるわけではなく、逆に頭皮や髪の毛に悪影響が出てしまうことがあるので、正しいつけ方やつけ過ぎるリスクを減らせる方法、などについて、ここで確認しておきましょう。

育毛剤には、頭皮の血行促進・皮脂の分泌抑制・男性ホルモンの抑制・抗炎症作用・抗酸化作用などの有効成分が含まれていますが、頭皮が一度に吸収できる成分量には限りがあるので、一気に大量につけたからといって、メーカーが推奨している目安量より多くつけても、育毛効果や脱毛抑制効果などを上げることはできないですし、さらに製品によっては刺激物が含まれていることもあるので、これによって逆効果になってしまうことがあります。頭皮に直接塗って毛穴を刺激したり、栄養を与えるために塗るわけですが、この成分が頭皮に合わなかったり、刺激が強すぎると頭皮がかぶれる原因になったり、傷んでしまって育毛のための土台が荒地になってしまい、かえって髪が生えるのを妨げてしまう原因になることがあります。つけ過ぎかどうかは使用量がどれくらいかでだいたいわかりますが、もし頭皮が荒れたり、フケが大量に出ているという場合には、つけ過ぎが原因でかぶれて皮膚がはがれ落ちたり、乾燥してしまっている可能性もあります。もしつけ過ぎてしまうと、具体的には髪の毛を作る元である毛母細胞への刺激が強すぎて、毛母細胞がダメージを受けてしまい、髪の成長が妨げられてしまうことがあるので、たとえ毛母細胞自体が死んで機能しなくなってしまうということはないとしても、刺激を強くしないためにもつけ過ぎは避けたほうがいいでしょう。また、血行促進タイプの製品は、血流をよくする有効成分で頭皮を刺激するメカニズムになっているので、刺激が強いものが多く、つけ過ぎると頭皮が炎症を起こしてしまうこともありますし、また目や口に垂れてそれが刺激になってかぶれてしまうこともあり得ます。また、AGA治療にも使われている育毛剤は、発毛効果が高いかわりに、血圧を下げる作用があるため、血圧が高い人や低血圧、血圧降下剤を服用している人、心臓疾患や肝臓疾患、体にむくみが出やすい人には使用が注意されているので、このような副作用のリスクが通常よりも高いものを使う場合には、製品の性質をよく知って使用量を抑える必要があります。毛穴を刺激しすぎてしまうと、そこから炎症が起こって髪が生えにくくなったり、抜け毛の原因になるだけではなく、かぶれて回復が遅くなったり、かゆみに悩まされるというさらなる問題を引き起こしてしまうこともあるので、逆効果になるほど大量に使わないように注意したほうが良いので、そのための方法の1つとして、内服薬型育毛剤(飲むだけなので1回分の量がわかりやすく、持ち運びも楽ですが)を使って、つけ過ぎのリスクを減らすというのがありますが、どうしても塗るタイプにこだわるというのであれば、使用回数や使用量をちゃんと確認してから使うようにしましょう。

大量につけてしまうと、毛穴や頭皮への刺激が強すぎて、育毛や抜け毛予防に対して逆効果になったり、かぶれてしまうことによって炎症に悩まされて、さらなる問題を増やしてしまうことが理解できたでしょうか?もしかぶれやフケが出ている場合には、自分ではひどいトラブルとは感じていなくても、つけ過ぎが影響している可能性が高いので、こういった状態になっていたら、普段の使用量を見直してみましょう。